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主語はわかるけど、述語がどれかわからない
書いても書いても、文章力が上がっている気がしない
品詞がわかるようになったら、文書力も上がるかな
文章を書く際、すっきりとした伝わりやすい文章を書くための基本要素が「主語」と「述語」です。
これらをしっかりと理解し、適切に使うことで、文章のねじれをなくし、より明確で読みやすい文章を作成することができます。
長すぎる文章を2つに分けて書き直そうとするときでも、主語と述語が理解できていないと適切に分けられません。
この記事では、主語と述語の基本的な使い方から、それらを活用して文章力を高めるポイントを解説します。
◆主語と述語の関係
◆文書のねじれとはなにか
◆文書のねじれが発生しないポイント
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1.主語述語の関係とは?
主語と述語は、文章を構成する最も基本的な要素です。
この二つがしっかりと結びついているかが、文章がわかりやすくなるかどうかを大いに影響します。
1-1.主語・述語の関係の意味とは?
主語は、文章が「誰」または「何」について語っているのかを示す部分です。
一方、述語は、その主語が「何をしている」または「どのような状態にある」のかを明らかにします。
たとえば、「太郎が走る」という文では、「太郎」が主語で、「走る」が述語です。
1-2.主語述語の関係の例文とは?
例文で示しながら、もう一度主語と述語の関係性を説明します。
「犬が吠える」:「犬」が主語で、「吠える」が述語。
「花が咲く」:「花」が主語で、「咲く」が述語。
「私は読む」:「私」が主語で、「読む」が述語。
短い文章はわかりやすいですよね。
では、次の例文はいかがでしょうか。
①猫のタマが、朝の食事を終えたあと、米寿を迎えた祖母が編んだセーターの上ですやすやと寝ている。
②今まで見たこともないほどの濃い紫の花が、秋の気持ちのよい風に揺らされながら庭の片隅でひっそりと咲いている。
③私は、20代の頃に留学していたアメリカの大学在学中に、バイブルの様に毎日持ち歩いて参考にした英語文法解説書を、当時の苦労を思い出しながら今でも読むことがある。
え…
ながい
文章には必ず、「誰が何をした」が書かれています。
それが隠されていたり省略されたりすることはありますが、基本的にはあります。
誰が → 主語
何をした → 述語
この2つが文中で離れてしまうと、少しわかりにくくなってしまいます。
①の例文を見てください。
猫のタマが、朝の食事を終えたあと、米寿を迎えた祖母が編んだセーターの上ですやすやと寝ている。
この文章の主語と述語はどれか考えてみてください。
そうですね、主語は「猫のタマ」で、「寝ている」が述語です。
これを文章の中で、近い位置に置き変えましょう。
米寿を迎えた祖母が編んだセーターの上で、朝の食事を終えたあとの猫のタマが寝ている。
すやすやと気持ちよさそうである。
すっきりしました!
これらの例からもわかるように、主語と述語がしっかりと近い位置で結びついていることで、文は明確で分かりやすくなります。
1-3.主語述語の関係をわかりやすく解説!
主語と述語の関係を理解することで、文章が格段に読みやすくなります。
主語と述語が明確であれば、読者はその文が何について話しているのかすぐに理解できます。
具体的なポイントとしては、主語を先に書き、その後遠くない位置に述語を続けるという基本的な構造を意識することです。
主語と述語部分は短くするのもポイント!
上記に提示した例文を、ここでもう一度見てみてください。
私は、20代の頃に留学していたアメリカの大学在学中に、バイブルの様に毎日持ち歩いて参考にした英語文法解説書を、当時の苦労を思い出しながら今でも読むことがある。
主語は私、述語は読むですよね。
この文章も分けましょう!
この時の考え方としては、まず「今でも私は読むことがある」という文章を作ってしまうことです。
何を読むことがあるの?(目的語を探しましょう) → 英語文法解説書を、今でも読むことがある。
これを文章の基として分けていきましょう!
20代の頃に留学していたアメリカの大学在学中に、バイブルの様に毎日持ち歩いていた本がある。
その本は、英語文法解説書だ。
当時の苦労を思い出しながら、今でも私は読むことがある。
3つの文章になりました。
長い文章でしたね。
このようにして、主語と述語の関係をしっかりと理解しそれを活かすことで、誰もが読みやすい、そして理解しやすい文章を書くことができるのです。
文章を書くことを生業としたい人にとっては、この部分の理解や勉強は欠かせないポイントです!
2.文章力アップのための勉強方法とは?
2-1.主語述語の関係を理解するための練習とは?
主語と述語の関係をしっかり理解することで、文章は格段に読みやすくなることはお伝えした通りです。
この点を理解するには、短い文章で練習を続けるといいでしょう。
例えば、「犬が吠える」というシンプルな文から考え、主語と述語がどう関連しているかを考えるのが良い方法です。
逆に、「犬が吠える」という文章を長く作る練習をしてみてください。
これも文章力を鍛える練習となり、シンプルな文章を書く練習の一つになります。
例:犬が吠える→
夜の静けさを途切れ途切れに破るように、隣の家の庭で樹木が風に揺れる音を背景に、一匹の小柄な白い犬が、月明かりの下で不安げな表情を浮かべながら、何か不穏な気配を感じ取ったかのように、繰り返し物悲しい声で「ワンワン」と吠え続けています。
はじめにこの文章を出されたら、主語の「犬」が見つかりにくいですね
2-2.主語と述語のねじれを理解する
主語と述語のねじれとは、文章の中で主語と述語が一致していない、またはその関係が不明瞭である状態を指します。
このようなねじれが生じると、読み手に理解しにくくなり負担になると言えます。
特に、WEBライティングでは、読者が求める情報を効率よく伝える必要があるため、気を付けなければいけない点です。
2-3.ねじれが発生する理由
ねじれが発生する理由は、主語と述語をきちんと合わせていないからです。
下記の例を見てください。
私の夢は、小さい頃にテレビで観た番組が影響しているのですが、その番組では世界にはきれいな飲み水が手に入らずに池や川から泥や細菌、動物のふん尿などが混じった水を飲んでいる国があることが紹介されていて、それを見たときから私はそのような国で働く医者になりたいと決意しました。
頭の中に思いついたことを整理せずに、だらだらと書く作業をしてしまうとこういう文章になってしまいます。
主語と述語が遠く遠く離れていて、これを書いた人は書きながら冒頭の「私の夢は」を忘れてしまったのだと思います。
私の夢は、医者になることです。
このように短い文章ならば間違えませんよね。
上記の文章の場合は、3つの手順を追って書き直しましょう!
①まず主語と述語を探す
②それを組み合わせる
③補足や理由部分は文を別にする
私の夢は、医者になることです。
なぜそう思ったかというと、それは小さい頃にテレビで観た番組が影響しています。
その番組では、世界にはきれいな飲み水が手に入らずに池や川から泥や細菌、動物のふん尿などが混じった水を飲んでいる国があることが紹介されていました。
その時に抱いた私の夢は、今でも変わっていません。
いかがでしょうか。
ここでいえる「ねじれを発生させないポイント」は下記の3つです。
①文を短くする
文が長くなると、主語と述語の関係が不明確になりやすいです。短い文を心がけましょう。
②主語を明確にする
主語が何であるかを明確にし、それに合わせて述語を選びます。
③主語と述語を近づける
主語と述語が近いほど、その関係性は明確になりわかりやすくなります。
3.まとめ
このように、主語と述語のねじれを解消することで、より読みやすく、理解しやすい文章を作成することができます。
特に、副業としてWebライターを始めたいと考えている方にとって、この知識は非常に重要で、人が書いた文章でこれが指摘できれば、在宅で添削もできるようになります。
文章は、情報の正しさや新しさ、多さも大事ですが、それと同時に伝わること、読み手に理解されることも大事です。
主語・述語の関係性を理解すれば、ねじれは発生しません。
この記事が「文章力を磨いて仕事にする」と思えるきっかけになれば、うれしい限りです。